西川口で根本改善なら「えふく整体院」

「膝の痛みは、骨盤のゆがみが原因です」と説明されたことはありませんか。

膝と骨盤は、股関節を介して動きがつながっています。そのため、立ち方や歩き方を考えるうえで、骨盤や股関節の状態を確認することには意味があります。

しかし、骨盤のゆがみだけが変形性膝関節症の原因であるとは言えません。骨盤を矯正すれば、すり減った軟骨や変形した骨が元に戻るわけでもありません。

この記事では、変形性膝関節症と骨盤・股関節の関係、骨盤矯正という言葉をどう考えればよいのか、えふく整体院が実際に何を確認するのかをお伝えします。

1. 変形性膝関節症の原因は一つではありません

変形性膝関節症は、関節軟骨だけでなく、半月板、骨、滑膜、関節包などにも変化が起こる病気です。痛み、腫れ、膝の曲げ伸ばしの制限、O脚などがみられることがあります。

発症や進行には、さまざまな要因が関係します。

  • 加齢
  • 女性
  • 肥満・過体重
  • 膝関節のけがの既往
  • 膝へ負荷がかかる仕事や活動
  • 脚の形や関節の配列
  • 遺伝的な要因

このため、「骨盤が傾いているから膝の軟骨がすり減った」と、一つの原因に絞って説明することはできません。

1.1 画像上の変化と痛みは完全には一致しません

レントゲンで変形がみられても、痛みが比較的少ない方がいます。反対に、画像上の変化が軽くても、歩行や階段で強く痛む方もいます。

膝の痛みには、関節内の炎症、筋力、関節の動く範囲、睡眠、活動量、痛みに対する不安など、複数の要素が関係します。骨盤の見た目だけで痛みを説明できない理由はここにあります。

2. 骨盤と膝はどのように関係するのか

骨盤の左右には股関節があり、その下に膝関節、さらに足首があります。歩くときは、これらの関節が別々に動くのではなく、連動しながら身体を支えます。

たとえば股関節が動かしにくいと、方向転換や階段で膝にねじれが加わることがあります。片脚で身体を支えにくいと、骨盤が大きく横へ移動し、膝が内側へ入ることもあります。また、足首が硬いことで重心移動が滞り、膝へ負担が集中する場合もあります。

確認する部分 膝の動作に関係する例
股関節 曲げる、伸ばす、ひねる動きが歩行や階段に関係します。
骨盤・体幹 片脚で支えるときの安定性や重心移動に関係します。
足首 着地や前方への重心移動、しゃがむ動きに関係します。
太もも・お尻の筋肉 膝の曲げ伸ばしや、脚が左右へぶれるのを支えます。

つまり、骨盤や股関節を見る理由は、骨盤の位置をまっすぐにするためではありません。膝に負担がかかる動作の中で、股関節や体幹がどのように使われているかを確認するためです。

3. 「骨盤のゆがみ」はどう考えればよいのか

人の身体には、もともと左右差があります。立つ位置や測り方、その日の筋肉の緊張によっても、骨盤の高さや傾きは違って見えます。

そのため、写真や触診で骨盤の左右差が見つかっただけでは、膝痛の原因とは判断できません。また、施術後に脚の長さや骨盤の高さが一時的にそろって見えても、それだけで変形性膝関節症が改善したとは言えません。

見るべきなのは、骨盤の形そのものよりも、次のような機能です。

  • 立ち上がるときに左右どちらへ体重が偏るか
  • 歩行中に身体が大きく横へ揺れないか
  • 片脚で身体を支えられるか
  • 股関節を無理なく動かせるか
  • 膝の曲げ伸ばしと重心移動が合っているか

4. 骨盤矯正で変形性膝関節症は治るのか

骨盤矯正によって、すり減った軟骨、骨の変形、狭くなった関節の隙間を元に戻すことはできません。変形性膝関節症の進行を止められるとも言い切れません。

一方で、股関節や骨盤まわりの筋肉・筋膜がこわばり、動作が制限されている場合は、施術によって身体を動かしやすくなる可能性があります。その結果、立ち上がりや歩行時の負担に変化がみられる方もいます。

施術では変えられないもの 施術で見直せる可能性があるもの
骨や軟骨の構造的な変化 股関節や足首の動かしにくさ
画像上の関節の変形 筋肉・筋膜の緊張
変形性膝関節症の診断 立ち上がりや歩行時の荷重
病気の進行を止める保証 生活に合わせた身体の使い方

5. えふく整体院での確認と施術

5.1 まず、生活で困っていることを伺います

「膝が痛い」という言葉は同じでも、困っている場面は人によって異なります。歩き始め、階段、立ち上がり、長時間の買い物など、どの動作で痛むのかを伺います。

整形外科で受けている治療や説明、過去のけが、仕事や運動習慣も確認します。診断結果や画像をお持ちの場合は、分かる範囲でお聞かせください。

5.2 動作の中で膝・股関節・足首を見ます

膝の曲げ伸ばしだけでなく、立ち上がり、歩行、片脚での支持などを確認します。股関節と足首の動き、太もも・ふくらはぎ・お尻の筋肉や筋膜の状態も見ていきます。

骨盤の傾きや左右差が見つかっても、それだけで施術する場所を決めません。施術前後の動作を比較し、膝の負担と関係している部分を絞り込みます。

5.3 骨格と筋膜の両面から施術します

えふく整体院では、関節の動きと筋肉・筋膜の状態を合わせて確認します。必要に応じて膝だけでなく、股関節、足首、骨盤、背骨などにも無理のない範囲で施術します。

目的は、骨盤を理想的な形に固定することではありません。現在の身体で、歩く、立つ、階段を使うといった動作を少しでも行いやすくすることです。

5.4 見た目より、生活動作の変化を重視します

施術後は、骨盤の高さや脚の長さだけを見るのではなく、立ち上がりやすさ、歩幅、膝の痛み、動作への不安などを確認します。

変化が乏しい場合や、腫れ・熱感が強い場合には、整形外科での相談をおすすめします。整体だけで対応できると決めつけることはありません。

6. 自宅で行うなら、骨盤体操より膝に合った運動を

変形性膝関節症では、太ももの筋力を保つ運動や関節の動きを保つ運動が役立つとされています。「骨盤を整える体操」だけに偏らず、現在の膝に合った運動を続けることが大切です。

6.1 椅子に座って行う膝伸ばし

  1. 背もたれのある椅子に深く座ります。
  2. 片方の膝を、痛みのない範囲でゆっくり伸ばします。
  3. 太ももの前に力が入るのを感じてから、ゆっくり戻します。
  4. 左右とも少ない回数から始めます。

運動中や運動後に痛み、腫れ、熱感が強くなる場合は中止してください。どの運動が適しているかは膝の状態や体力によって異なるため、医師や理学療法士などへ相談しましょう。

7. 整形外科への相談を優先したい症状

  • 急に膝が大きく腫れた、赤い、熱を持っている
  • 転倒や事故のあとから強く痛む
  • 体重をかけられないほど痛い
  • 膝が引っかかり、動かなくなる
  • 安静時や夜間も強く痛む
  • 膝の変形や動きが急に悪化している

変形性膝関節症の治療には、薬、注射、運動器リハビリテーション、足底板や膝装具などがあり、状態によっては手術が検討されます。病院と整体は、どちらか一方だけを選ぶものではありません。

8. まとめ

骨盤や股関節は膝と動きがつながっているため、歩行や立ち上がりを確認するうえで大切な部分です。しかし、骨盤のゆがみが変形性膝関節症の根本原因であるとは言えません。

骨盤矯正で骨や軟骨を元に戻すことはできませんが、股関節や足首の動き、筋肉・筋膜の緊張、重心移動が膝の負担に関係している場合は、見直せる可能性があります。

えふく整体院では、骨盤をまっすぐにすることをゴールにせず、「買い物を続けたい」「階段を楽に使いたい」「自分の足で外出したい」といった生活上の目標を大切にします。

膝の痛みと身体のバランスが気になる方は、一度ご相談ください。現在の状態を確認し、当院でお手伝いできること、できないことを正直にお伝えします。

記事監修者

えふく整体院 院長 北村昌平

えふく整体院 院長の北村昌平です。柔道整復師の資格を持ち、これまで多くの患者様の身体のお悩みに向き合い、腰痛や坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、股関節痛、膝痛など慢性的な症状の施術に携わってきました。また、私自身も酷い坐骨神経痛で苦しんだ過去があります。

施術を通して多くの方と関わる中で、痛みやしびれの原因は姿勢や背骨のバランスの崩れにあるケースが非常に多いと感じています。当院では背骨や骨盤の歪み、筋肉の状態などを確認しながら体のバランスを整え、根本改善を目指した施術を行っています。このブログでは、日々の施術経験をもとに身体の不調の原因やセルフケアの方法をわかりやすくお伝えしていきます。

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